スロバキア:各国要人らが崩壊寸前の中共を分析

【大紀元日本10月31日】10月上旬、チェコスロバキア共和国初代総理、前スロバキア司法部部長ジャン・カルノグルスキー氏やドイツ国際人権協会理事マンヤン氏など各国の要人が、スロバキアの首都ブラチスラヴァで大紀元時報主催の「崩壊寸前の赤い壁」討論会に出席、中国共産党の崩壊と中国民主の未来について講演した。約150人の来場者からは大きな反響を呼んだ。

討論会会場

カルノグルスキー前総理

カルノグルスキー前総理は明白とした民主思想および反共産党の姿勢でチェコスロバキアおよびスロバキア両国で名を走らせた人物で、チェコスロバキア共和国副総理、欧州連盟キリスト党副主席、スロバキア共和国司法部長を務めた。共産党統治期間中、彼は政治犯として扱われ迫害を受けた経験もある。

カルノグルスキー前総理は、「法律の手段を通じた共産党の犯罪者らに対する起訴」と題した演説の中で、共産党がスロバキアの市民に対して犯してきた罪を明らかにし、これまで自分が経験した対共産党犯罪者の起訴について話した。また、中国の民主及び人権状況に強い関心を示し、目下中国で起きている脱党運動を支持、大紀元が発表した『九評』を評価した。

チェコスロバキア共和国初代総理、前スロバキア司法部部長

ジャン・カルノグルスキー氏

前大統領候補ミクロスコ氏

スロバキア・スポークスマンおよび国家委員会主席を務めていたミクロスコ氏は、前期大統領選の候補であり、2004年セント・アダルバート平和賞を受賞した人物で、『スロバキアに於いて1948~1989年の間に行われた共産党の犯罪行為』という本の編集を務めた。

ミクロスコ氏はセミナーで「中国秘密教会の歴史」というテーマで演説を行い、中国家庭教会の現状から、中共が人々に対して信仰を制限し、弾圧と迫害を行っていることを明らかにした。

国会議員フランティスク・ミクロスコ氏

ミクロスコ氏は記者に対して、中共が必ず崩壊すると確信していると話し、中国人民が今行っている脱党という平和的な抗議は非常に重要であると強調した。今回の討論会は中共に対して何らかの圧力になるであろうし、民衆が一旦共産党に対する幻想から目覚めたら、自ら自由を求めるようになるだろうと分析した。ミクロスコ氏は、困難は現れるかもしれないがが、共産党の統治から脱却することにより、中国人民に真の良い未来が到来するだろうと語った。

有名専門家および学者らが『九評』を支持

保守党副主席兼国際関係大学副校長オススキー氏は、「伝統的道徳および共産党統治」と題した演説の最後に、自分は切手集めの趣味があり、歴代のオリンピック記念切手を持っているが、2008年の北京オリンピックの記念切手だけは集めないと述べ、中国の市民が民主自由を享受できないことに対する同情、対中共独裁統治への譴責および対台湾への支持を表明するためであるからと締めくくった。

国際関係大学副校長オススキー氏

ケメト博士は、「宗教および共産党政府間の関係」と題した演説で、彼が発表した「1948~1951年のスロバキア教会の形式」という学術研究報告と共に、共産党統治時代のスロバキアで行われた宗教に対する弾圧状況を説明した。ケメト博士は、共産党は、如何なる伝統的宗教にとっても脅威であると分析した。

国家科学院政治専門家ノルバート・ケメト博士

共同主催者の「伝統を守る研究所」所長アンドレ・ドスタル氏は記者に対して、共産党は人類の伝統思想および道徳を破壊したとし、当討論会は共産党の本質を人々に認識してもらう目的で開催し、非常に有意義な活動であるとした。ドスタル氏は、我々は伝統ある生活慣習および価値観の下に、人々に生活の自由および空間を還元する役割を果たさなければならないと語った。

「伝統を守る研究所」の所長アンドレ・ドスタル氏

多くの来場者が質疑応答に参加した。国会職員ミア・ルカコヴァ氏は当討論会で、中国共産党は、これまでヨーロッパで崩壊した如何なる国の共産党よりも邪悪であることを認識し、『九評』を国会議員全員に配りたいと話した。ルカコヴァ氏はさらに、中国製品の不買運動を提案した。会場の出席者は熱い拍手で支持を示した。

(ブラチスラヴァ=石芳)
関連記事
40年以上経った今でも活躍するF-16戦闘機は世界最高の多用途戦闘機の1つとして評価される。将来的には、ステルス機との対戦が課題となるがF-35やF-22戦闘機にはないF-16ならでは能力を持っている。
航空機の戦闘力を評価する際、速度や武装能力だけでなく、出撃生成率(SGR: Sortie Generation Rate)が重要な指標となる。SGRは航空機の運用効率を示し、高いSGRを持つ機体は、より頻繁な出撃と優れたパイロット訓練を可能にするため、総合的な戦闘力を大きく向上させる。
ナバロ氏は2016年よりアメリカと中国の関係に深く影響を与えてきました。トランプ氏はナバロ氏を貿易顧問に任命し、保護主義を強化した。ナバロ氏の著書『デス・バイ・チャイナ』は、トランプ政権の貿易政策の指針とされている。
中国は武器輸出を通じて地政学的影響力を拡大しているが、米国は、ウクライナへの武器輸出阻止や先端技術のアクセス制限を通じ、中国の軍需産業に圧力をかけている。世界の武器市場における競争は一層激化している。圧倒的な首位を維持する米国と、追い上げを図る中国。その行方を探る。
最近の中国共産党内での権力闘争が激化し、劉源が中央に絶望的な上書を送った。習近平への信頼が揺らぐ中、経済危機や政治的不安が拡大し、台湾問題への取り組みも失敗に終わる可能性が指摘されている。劉源は改革を提案し、党と国家の未来に警鐘を鳴らしている。