ブッシュ米大統領、中米専制指導者にクギ

【大紀元日本11月8日】ブラジルを訪問したブッシュ米大統領は6日、ブラジリアの「ブルーツリー・パークホテル」で、中南米における自由貿易協定の促進と民主主義の堅持について演説した。

演説の中でブッシュ米大統領は将来の構想に二つの競合するものがあるとし、「一つは人民の意見を代表する政府を形成し国際社会に溶け込もうとするもの。もう一つは、民主化を後退させる恐怖政治である」と述べ、暗にキューバのカストロ首相とベネズエラのチャベス大統領を批判した。 

 さらに同大統領は、「ブラジルは中南米の中で民主化と社会正義を促進する役割を持っている。私はルーラ大統領とともに貿易障害を取り除く努力をしていく」と述べた。

演説に先立って若い大学教授からアルゼンチンでのサミット反対デモについて聞かれると、「彼らは言論と表現の自由を行使しただけで、それが民主主義というもの。私は異議を唱える者がいることは承知していたし、アルゼンチンで起きているようなことは米国でも起こっている。それは肯定すべきもの」と答えた。

同大統領に対し、ブラジルでも小規模ながら反対デモがあったがアルゼンチンほどではなかった。ブッシュ大統領は、ブラジルからパナマを訪問し中南米三カ国歴訪を終える予定。 

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。