広東省汕尾市、警察が抗議デモを鎮圧、農民3人を射殺
【大紀元日本12月8日】中国南部の広東省汕尾市紅海湾地区で、6日午後5時頃、土地問題でデモ活動中の地元農民が当局から派遣された武装警察と衝突した事件があった。衝突の中で農民3人が射殺され、6、7人が負傷した。
調べによると、当局側は紅海湾で大型発電所の建設を進めていたが、建設用地として地元農民から山林や農地、湖などを強制的に徴用した。補償金を十分に支払わなかったため、生活手段を絶たれた農民らが今年7月から交代で発電所の門外でデモ活動を続けてきた。
抗議する村民ら(大紀元)
しかし、政府は問題解決に応ぜず、さらに対外的な情報を封鎖し、村民代表は安全を脅かされている。電話、ファックスなどの通信は監視され、家族は外出もままならない。村民は老若男女を問わず、日夜、発電所前でデモをして、政府に問題解決を求めていた。村民によると、現地ではヨットレースのアジア大会が開かれるため、政府は村民のデモ活動が国際社会に知られることを恐れて弾圧に踏み切ったという。
現地関係者によると、警察らは催涙弾だけではなく通常弾も使用、村民ら3人が即死、6,7人が負傷し現地の病院に運ばれたという。村民によると、山の中には村民らの遺体がまだ残っているという。7日午前1時現在、警察が撤退していないため、山の中の状況は不明。
(記者・許珀珩)
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