中国安徽省頴上県、官僚120人余りが汚職追起訴

【大紀元日本12月17日】中国安徽省阜陽市頴上県は国内最貧困地区であるが、官僚の汚職醜聞が絶えない。このほど開廷された『徐波汚職案件』の公判では、これに関与されたと見られる官僚120人余りが追起訴された。頴上県の一級都市である阜陽市ではこれまで、省級幹部2 人,市委員会常務委員8人,省庁級幹部11人が既に汚職問題で失脚した。

『財富時報』7日の報道によると、11月に「徐波収賄汚職136万元事件」の公判が開廷。徐波被告は、阜陽市の政治協会秘書長、頴上県委書記を歴任。8月3日、元阜陽市公安局長・種永紀氏は収賄、汚職、銃・弾薬の不法所持及び出所不明の巨額財産の容疑で、無期懲役及び政治権利の永久剥奪を言い渡された。8月19日、元安徽省委員会副書記、省政治協会副主席の王昭耀氏は犯罪嫌疑で、全国人民代表を免職され、司法機関に移送された。省都合肥市幹部の前歴、阜陽市委書記であった。10月1日、元安徽省衛生庁副庁長の尚軍氏も免職された。省都幹部の前歴は阜陽市委副書記、現職になってから半年未満。

官僚の腐敗により一般庶民は地方の法務執行機関と司法当局に対し信頼感を喪失しており、一線を越えた陳情に発展している。阜陽市太和県の農民・趙方全氏(75)の息子が殺害されたが、なかなか受理されず、趙氏と家族は8年も陳情し続けた。最後、太和市の新任公安局長・柳西才氏の指導の下、ようやく犯人を逮捕することができた。

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