米国:EUが対中武器輸出禁止を重視すべき
【大紀元日本12月29日】米ニコラス・バーンズ国務副長官は、中国の軍事力拡大を警戒し、欧州連合(EU)に対して、対中国武器輸出禁止令を解除しないよう呼び掛けた。中央社が伝えた。
バーンズ国務副長官は12月15日、ワシントンのシンクタンク「ヨーロピアン・インスティテュート」の晩餐会に出席し、欧米関係についての演説の中で、米国およびヨーロッパ諸国は、経済力が急成長しているインドと中国に対して、戦略上コンセンサスを構築する必要性を強調した。
バーンズ国務副長官は、ヨーロッパが対中国武器輸出禁止令を解除した際、アジア太平洋地区の安全が脅かされ、米国およびEUとの友好関係にも影響を及ぼすと述べた。さらに、今後EUとの対話を通じて、ヨーロッパ諸国が中国の軍事力拡大に関心をもつようになるとの期待を示した。
1989年の天安門事件の後、対中国武器輸出禁止令を実施したEUの一部の国は2005年に同禁止令を解除しようと盛んに運動したが、米国から強く反発され、さらに中共政権が反国家分裂法を制定しようとしたため、同禁止令解除を見送った。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。