中国湖南省で、カドミウムが湘江を重度汚染、60万市民に有毒水道水

【大紀元日本1月13日】湖南省株洲市で、1月4日カドミウムの廃水が大量に湘江に流された。汚染の度合いについて、現地政府の報告が根底から食い違い、断水も実行されていない。沿岸の株洲市や、湘潭市、長沙市などの市民約60万人が有毒水道水を飲用しているという。

BBCの報道によると、株洲市霞湾港で汚染物処理施設からカドミウムの廃水が大量に湘江に流された。湖南省湘潭市の環境保護局は7日、最も重度汚染された溜池の水を分析した結果、カドミウムの濃度は安全基準の200倍を超え、8日さらに湘江の水を検査したが、カドミウムの含有量は基準の22-40倍に達していることが判明した。

一方、中国政府紙「中国日報」の英語版によれば、湖南省の環境保護局の官僚は「湘江の水のカドミウム含有量は国家基準の一、二倍であるだけ、人体に直接な被害を及ぼす心配がない」と公表した。ある政府関係者は「応急処置したため、家庭の飲用水はすでに安全基準に達した」と発言している。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。