上海万博の会場建設、住民の立ち退きを強行
【大紀元日本1月30日】2010年の上海万国博覧会会場の建設で、現地政府は昨年から、予定地とされる浦東、黄浦および盧湾の3地区の2万戸住民に対して立ち退きを強行している。陳情に出かけた住民らは政府当局に拘束され、また、住民らが立ち退きに快く協力する当局の捏造報道に対して、住民らの不満が募る一方だ。
ラジオ自由アジア(RFA)によると、本拠地はニューヨークにある人権擁護団体「中国人権」の発表によると、中共当局は2005年より、上海市の上述3地区計6万平方キロメートルにわたる地域の住民らに対して、大規模の立ち退きを強行した。同地区の万博会場としての使用は6ヶ月の期間限定であるという。
昨年11月16日、上海市政府側スポークスマン焦揚(ジォー・ヤン)氏は記者会見で、立ち退きは法律に従い、規律正しく管理するが住民らの意思を尊重すると示したが、一方、黄浦区建築土地管理局は、住民に対し、期限内に強制的に立ち退きせずに、政府側の規定に反する者は、万博に反対し反政府的行為と見なす厳しい公告を発表した。
関連記事
【大紀元日本1月1日】2010年の世界ニュースを写真で振り返る。 (Feng Li/Getty Images)1月15日、神秘的な金環日食が、中央アフリカからインド洋のモルジブ、ミャンマー、中国の青
【大紀元日本11月3日】10月31日、184日間にわたった上海万博の宴もようやくお開きとなった。日本のヒットソング盗作騒ぎではじまった上海万博は、その後の不穏な日中の半年を予告したようだ。半年間、上
【大紀元日本10月10日】史上最大規模を誇る上海万博も残りわずかとなった。各国パビリオンに勤める外国人スタッフにとっては、万博はすでに長き戦いと化している。不正行為、スリ、落書き、公共物の破損、日常
【大紀元日本10月9日】史上最大規模を誇る上海万博も残りわずかとなった。各国パビリオンに勤める外国人スタッフにとっては、万博はすでに長き戦いと化している。不正行為、スリ、落書き、公共物の破損、日常と
【大紀元日本10月2日】史上最大規模を誇る上海万博も残り1ヶ月となった。各国パビリオンに勤める外国人スタッフにとっては、万博はすでに長き戦いと化している。不正行為、スリ、落書き、公共物の破損、日常と