四川省:河川汚染発生、2万人が断水の危機

【大紀元日本2月20日】四川省の重要な河川である岷江の支流・越渓河の下流で14日、原因不明の化学物による汚染が発生し、澄んだ河が瞬時に黄色の河と化した。汚染された河から、基準値を大幅に超えたフッ化物アンモニア窒素フェノール類など人体に有害な化学物質が検出された。

地元紙の華西都市報によると、全長が300キロ以上ある越渓河は、岷江の大きい支流の一つであり、四川省宜賓県の中で最多の人口を持つ観音鎮を流れる主要な河川である。異常を発見した14日の夜、観音鎮で水を供給する水門が緊急閉鎖され、住民約2万人は断水の危機に立たされた。

15日、消防車および散水車は他の地区から20トンあまりの水を運び、地元住民に用水として与えた。しかし、18日になっても問題解決されず、住民らは寒さを忍んで、長蛇の列を作って、水が届くのを待っているという。

数十年以来、越渓河沿岸に、化学品および製紙関係など河川を汚染する恐れのある工場建設を拒否し続けたため、越渓河の水質は国家二級用水の基準を保持しているという。

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。