【季節のテーブル】春の卒業式

月食(は)みて 春は満ちゆく 「卒(そ)」立つ日に




【大紀元日本3月16日】一つの課程を<修>了して巣立つ晴れの舞台に「春」ほど似つかわしい季節はありません。心身ともに学業を修して卒然と旅立ってゆく子供たちのハレがましさは、いつの世も芳ばしい春の香気を放っています。

春に卒業する人たちの清々しさは、冬籠もりを吹き払う一陣の息吹きの発露です。散華した花々や枯葉の祈り、人々の思い出や成し遂げられた成果が、冬の季節中ずっと大地の女神のみ胸に受け止められて大切に温められていました。

冬の大地の懐から一斉に春に向かって解き放たれてゆくものに、思いを馳せてご覧になってください。春の訪れは一斉にいのちが芽吹く音や、何か真新しいものが張りつめてゆく予感に耳を澄ませるのに、ぴったりの季節なのですから・・・そして自分の心の中からあこがれ出るものを、今年こそは大切に育くんでみてください。

今年の3月の満月は十五夜の晩に訪れました。かぐや姫が竹の中で光り輝いたのはこんな満月の晩でした。もし重力がなかったならば月に向かって竹は、垂直に伸びてゆくことでしょう。月に育てられた竹のいのちを食(は)み、この世の試練を純粋に乗り越えたかぐや姫は、時の翁に見送られて中秋の名月の晩に旅立ちました。人生の春秋の満月に「卒(そ)」立つものの端緒が、この世には一杯あるのではないでしょうか?芳しい春の満月の祝福です。

 (イザヤ・パンダさん)
関連記事
甘くて心地よい糖分に慣れていると、糖を断つのは耐えられないでしょうか?糖を断った後の利点を考えると、それが絶対に価値があると思うでしょう。 「あなたの体は糖(加糖)を必要としていません」と、2型糖尿病の逆転に長期間注目している腎臓病専門の馮子新氏は大紀元のインタビューで述べ、糖を断った後、あなたの体には予想外の変化が起こると言っています。
このごろ、雨が降り続く中国各地では、雨上がりになると「危険な巨大カタツムリ」がたくさん出現しており、ネット上でも話題になっている。
米連邦控訴裁判所は、COVID-19パンデミックによる陪審裁判の停止措置を理由に、刑事事件を2度却下した判事をその事件から解任した。5第9巡回控訴裁判所の3人の裁判官は、ジェフリー・オルセン氏に対する訴訟はコーマック・カーニーから別の判事に再割り当てされると発表した。
米アラバマ州のパパが、10年以上にわたってトレードマークだったヒゲを剃り、子供たちに衝撃を与えました。
白衣を身にまとい、蓮の台座にたたずみ、柳の枝を片手に、純水の入った壺をもう片方の手にする観音菩薩は、慈母観音としても知られます。