全人代等両会議終了、上海の直訴者らの行方は

【大紀元日本3月22日】全人代、全国政治協商会議の開催期間中に、直訴者が北京への陳情を防止するための対策が上海市で行われ、直訴者が逮捕または、行方不明になったことが続発した。それに止まらず、北京の異見者、人権擁護者など、中共当局に「危険人物」とみられるすべての人が監禁や勾留されたという。会議終了後の3月14日夜、一部の直訴者はようやく解放され自宅に戻ったが、未だに監禁されている者も多くいるという。

上海の直訴者らは、強制的に住宅の立ち退きをされて、当局から充てられた補助金は不公平さが多く発生し、住民らは生活できないと直訴するようになった。しかし、ここ数年間、上海当局は司法手続きを踏まえずに直訴者らに対して刑を科せ、強制労働収容所へ送ったりしたという。また、各種の口実で直訴者らを勾留し、24時間にわたる尾行や監視、甚だしい場合には放火による証拠隠滅の手口まで使われているという。

情報筋によると、逮捕された一部の直訴者は1ヶ月近く監禁される者が多く、当局の不法監禁や理不尽なやり方に心身ともに生じた苦痛に耐え切れずに、手首を切り自殺を図る人が多くいたという。

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