中共政権、地下教会の取り締まりを強化

【大紀元日本3月27日】中共政権は地下教会への弾圧を強めている。湖北省仙桃地区と河南省の温県地区で、2百人近くのキリスト教信者が一時逮捕され、23日の時点にまだ9人は釈放されていない。そのほか3人は行方不明となっている。

自由アジアラジオ(RFA)は、キリスト教の人権組織「対華援助協会」(本部、米国)が提供した情報を引用し、湖北省仙桃地区のある家庭教会が、20日に中共の公安当局に奇襲され、礼拝中のキリスト教信者100人以上が追い出された。同教会の連長年・牧師(西安市に在住)は逮捕され、収容所に監禁された。RFAの記者が現地公安当局を電話取材したが、応対した中共警官は、逮捕理由について、連牧師は犯罪を起こしていると称し、具体的な説明を拒否した。その後、「対華援助協会」からの情報によると、連長年・牧師は釈放されたという。

一方、河南省温県地区でも20日、家庭教会のキリスト教信者80人以上が一時逮捕され、23日に9人がまだ釈放されていない、さらに3人は行方不明になっている。

「対華援助協会」によると、礼拝に参加したのは河南省、河北省、江蘇省などの各地のキリスト信者で、温県地区の信者・馬文清氏と張金枝氏が提供した場所に集まっていたが、現地公安当局に強制連行され、23日に9人がまだ釈放されていない、さらに馬文清氏と張金枝氏などの3人が行方不明になっている。

現地の中共政権が今回の礼拝は邪教の集会だと称している。参加者の1人、江蘇省のキリスト教信者・張穂紅氏(音読)は、中共の支配下に置かれている「三自愛国教会」に所属している。RFAの取材に対し、張穂紅氏は、今回河南省の家庭教会の礼拝に参加したのは、名を慕って賛美歌の歌い方を習うために遠方からやってきたと明かし。しかし、中共は張穂紅氏の地元で、彼女は邪教組織のメンバーとの噂を流し続け、現在張穂紅氏は周りの人に異様な目で見られ、皆から敬遠され孤立しているという。最後、張穂紅氏は「今回のキリスト信者の礼拝活動は、邪教集会ではない。中共政権は乱暴に干渉すべきでない」と反論した。

一方、中共公安当局の警官は、キリスト教の李公社・牧師に、酷刑拷問し、自白を強要したことも判明した。李牧師は、肋骨が骨折する重傷を負った。

現地公安当局の野蛮行為を抗議するために、一部のキリスト信者は、北京に出向かい弁護士事務所に依頼し、法的訴訟を起こすことを計画している。

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