中共、瀋陽の秘密収容所の存在を否定、証拠消滅の疑惑
【大紀元日本3月31日】中国遼寧省瀋陽市に設置されている秘密収容所に監禁される法輪功学習者が、生きたまま臓器を摘出され、手術後の遺体が焼却されるという事件がある中国人ジャーナリストによりリークされてから3週間が経った28日、中共外交部は初めて沈黙を破り、事実を完全否認するコメントを発表した。評論家は、この秘密収容所の存在を証明する証拠はすでに消滅されたと懸念している。
中共のスポークスマン・秦剛氏は、28日の定例記者会見で、最近海外で伝わっている、中国で死刑囚が臓器移植のドナーとして使われているうわさは、嘘であり、中国の司法制度に対する悪意の攻撃だと話した。さらに、秘密収容所の所在地とされる遼寧省血栓中西医結合医院には、6千人の法輪功学習者を収容できないと説明、秘密収容所の存在を完全に否定し、記者が現場で事実を確認してよいと発言した。同収容所の存在を初めてリークした中国人ジャーナリストが同時に明かした日本領事館員の自殺事件の真相や中国国内に鳥インフルエンザの感染者が多数存在するということについて、秦剛氏がまったく触れなかった。また、遼寧省血栓中西医結合医院に勤めていた関係者の親族の証言にもコメントしなかった。
28日の中共外交部の定例記者会見の内容が、中共外交部のホームページで公表されているが、死刑囚からの臓器摘出と秘密収容所を否定するコメントだけが削除された。臓器摘出と秘密収容所のことについての秦剛氏の発言も、中国国内でも報道されていない。
関連記事
中国の病院で臓器ドナーの確保を医師の査定基準とする動きが広がり、波紋を呼んでいる。献血やドナー提供が昇進に直結する異常な評価制度に、失踪事件への関与を危惧する市民からは「非人道的だ」と非難の声が上がる
ヘリテージ財団が7日、中共による強制臓器摘出をテーマとした討論会を開催。クリス・スミス議員は、中共による生体臓器摘出はすでに「工業的規模」に達しており「ナチスに匹敵する」と指摘した
米国の著名ジャーナリスト、ヤン・エキレック氏が「中共の生体臓器収奪問題」を暴露した『Killed to Order』はベストセラーリストにランクインした。本書のベストセラー化は、決して単純な出来事ではない
中国本土で臓器移植事業の全面調査と一時停止を求める署名活動が起き、3月26日時点で約800人が参加した。この署名活動を立ち上げた広州市民、高飛さんはその後、当局から事情聴取を求められ、ネット上の発信も相次いで封じられた
エポック・タイムズ上級編集者で、番組『米国の思想リーダーズ』の司会であるヤン・エキレック氏が執筆した『受注に応じた殺人:中国の臓器収奪産業と米国最大の敵の実像』が米紙ニューヨーク・タイムズのハードカバー・ノンフィクション部門ベストセラーにランクインした