ヤフー香港、中共に顧客の利用情報を違法提供、提訴される
【大紀元日本4月9日】 「国際中文筆会」の事務局長・張_yu_氏はこのほど、香港の個人情報保護機構「香港私隠専員公署」に訴状を提出し、ヤフー香港が中国人フリージャーナリスト兼作家・師涛氏(37)の個人利用情報を中共政権に違法提供したことを告訴した。国際人権組織も、ヤフーは師涛氏の事案で、企業道徳を著しく違反し、恥じるべき行為があったと非難している。博訊ネットが報じた。
師涛氏2005年4月中共当局から「国家機密漏洩」の罪で、10年の禁固刑を言い渡され、現在服役中。彼の母親は、「国際中文筆会」の事務局長・張_yu_氏に海外における師涛氏の法律訴訟を全権委託した。そのため張_yu_氏はスウェーデンから香港入りし、3月30日「香港私隠専員公署」に訴状を提出し、師涛氏が中共政権に弾圧された件に関して、ヤフー香港が同氏の個人情報を中共側に違法提供したかどうかについて、調査を行うよう要求した。
張_yu_氏は電話取材で、「中共政権の判決書によれば、ヤフー香港が師涛氏の個人情報を提供したという、ヤフー中国の関与について触れなかった」と説明し、ヤフー香港が中共政権に提供した師涛氏の個人情報には、同氏のパソコンのIPや新聞社の電話番号、事務所の住所などが含まれていると明かした。また、張_yu_氏によると、ヤフー香港が一時、公開声明で本件への関与を完全否定し、すべてはヤフー中国の仕業と説明、法律責任から逃れようとしているという。
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