「北京の春」編集委員講演:「中国の民主化は遠くない」
【大紀元日本4月13日】大紀元時報日本支社は11日、米国在住の中国民主化運動家・薛偉氏=「北京之春」雑誌社編集委員、「中国民主連盟」本部主席=を講師に招き、東京で来日講演会「中国の現状と未来―中国共産党が崩壊したら、中国は混乱するのか―」を開いた。中共指導者の権威性が弱まっていることから、「胡錦濤の次の政権は完全にリーダーシップを失うと思われる」とし、「中国の民主化は遠くない未来…中共から迫害を受けながらも、抵抗を続けている法輪功学習者の活動がなければ、中国の民主化は進まない」と強調し、法輪功学習者の自主的な粘り強い抵抗活動を高く評価した。
薛偉氏は1950年四川省成都生まれ。1970年に国家反逆罪で8年間にわたる監禁生活を送る。80年に渡米。その翌年、海外において初めて中国民主化運動を組織し、中国民主化運動の代表的雑誌「北京之春」を創刊し、現在は、「北京の春」雑誌社編集委員、「中国民主連盟」本部主席。中国の民主化運動のほか、台湾問題、チベット問題、東トルキスタン独立運動にも高い関心を持っている。今回は、89年の天安門事件で毛沢東の肖像画に塗料を投げつけたことで逮捕され懲役刑を科された三人の学生で、昨年11月にタイに逃れた魯徳成氏の支援と台湾訪問の途中で来日した。
薛氏は、中国の現状を国全体に全体に乾いた木が敷き詰められ、火花があればすぐに燃え上がるようなものにたとえ、一触即発で混乱に陥る状態と指摘。「中国は法律が治める国ではなく、人が治める国」であるため、中共がいつ終焉を迎えるかは、その指導者の政権寿命にかかっている。_deng_小平、江沢民、胡錦涛と政権は確実に指導力を失っており、次の政権にはリーダーシップを完全に失うであろうと分析した。
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