中共当局、「文革40周年」に認可統制
【大紀元日本5月10日】本年は、文革開始から40周年、文革が収束してから30周年に当たるが、中共当局はこれを取り上げず、関係する認可を統制している。香港「成報」は、北京国防大学・王年一教授の著書「大動乱時代」の再出版後記を引述、「歴史を忘れる民族に将来はない」と指摘した。
報道によると、中共当局は、「文革」について低調に処理、新聞紙上で回顧録や回想録を見かけないだけでなく、インターネット上でも「文革」の文字は検索不能だという。昨年、中国メディアは「文革」に関する回想録を数度掲載したが、中共指導層は関係する報道・活動を「低調処理」、同時に本年の「中共建党85周年」「紅軍長征勝利70周年」に尽力し、大衆の衆目を集めるよう要求した。
中国文化部長・孫家正氏は3月、中共当局が「文革」回想活動をしない意向と認め、建設的に社会と協調することを強調した。(民衆の)意識を主管する中共宣伝部は現在、「文革」に関する図書出版を許可しておらず、「文革」をテーマにした映画も準備していないという。
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