中共海軍副総司令官に執行猶予付き死刑判決

【大紀元日本5月12日】中共海軍副総司令官・王守業容疑者は、巨額の公金を横領し、愛人5人に私的流用したとして、中央軍事法廷の一審判決で執行猶予つきの死刑を言い渡された。

香港誌「争鳴」の報道のよると、中央軍事法廷は4月10日、海軍副総司令官・王守業容疑者が1997年から2001年までの5年間、総後勤部副部長及び基地設営部長の在任中に、職権を濫用し、総額1億6千万元(日本円約24億円)を横領したとの容疑を立件、一審では、執行猶予つきの死刑判決を下した。当案件は、これまで公開された軍内部汚職でも最高額で、最高位の将官(中将)。

王守業は去年12月23日、海軍司令部の定例会議の席で総参謀保防部により緊急逮捕された。席上、中央軍紀委・張樹田氏から逮捕状が示されたときに、王はバッグから拳銃を取り出し、自殺を図ろうとしたが、保防部特警に執り押さえられた。検査によると、王容疑者の用意したドイツ製消音器付き拳銃は、既に実弾が装填されており、末日を予期していたという。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。