上海市民、文革時の下放に抗議

【大紀元日本5月21日】文革40周年に対する当局の沈黙の中、上海住民百名余りは17日、上海民政局の前で集まり、60年代に、肉体労働を通して思想改造と社会主義建設への貢献を図るための「下放」政策に強要され、都市から農工村に配送されたことについて、抗議を行い、当局に賠償を求めた。

ロイターによると、抗議者らは、上海民政局に集結し、その多くが、「請願に過ちはない」との標語を掲げていた。これに対し、制服を着た警官約30名、パトカー及び多くの私服警官が現場に集まった。

これらの抗議者の大多数は、60年代に、毛沢東思想の一つの代表である、「貧農及び下層中農再教育を受けよ」のスローガンのもと、政府によって、西北の新疆に下放された者である。彼らは、教育の機会を奪われ、数年ないし数十年で農村で辛酸を舐めつくし、その後に上海に戻ったが、その頃には家の持ち主が既に変わっていた。

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