リーボック人権基金、4人を新たに表彰

【大紀元日本5月21日】スポーツ用品メーカーが設立した「リーボック人権基金」がこのほど、エイズから風俗防止まで異なった分野で活躍した30歳以下の人権活動家4人を新たに表彰した。人権活動家の出身地はそれぞれ、中国、ジンバブエ、カシミール、米国だという。

VOAによると、ジンバブエの法科学生、オットー・サキ氏(24)は、ジンバブエ武装警察が抗議運動中の学生を射殺した後、不買同盟を組織、政府から強制退去処分を受けている難民キャンプで活動を続けた。オットー氏によると、現地難民キャンプでは、食料が不足し、子供たちは就学できず、状況は複雑で支援は困難だという。

カシミールの大学生、クーラム・パレズ氏は、2004年にカシミール地方での地雷処理中に片足を失った。パレズ氏は、13才当時、警察当局により抗議運動中の父親を失った。在学中のパレズ氏は、「学生援護会」を立ち上げ、カシミール紛争の平和的解決を奨励し始め、現在人道支援団体多数と協力し、人権弾圧を監視、被災家族に法的な支援をしている。

中国のリー・ダン氏(27)は、1998年に自主映画を製作、アメリカ人が中国国内でエイズ問題に遭遇し、現地北京での鍼灸留学を諦め、中国政府を説得し、エイズ防止の啓蒙運動を展開するドキュメント・ストーリー。リー氏は、エイズ遺児のため孤児院を設立したが、地方政府に閉鎖された。今回の表彰がよい方向性で巻き返しになればと思っている。

米国のレイチェル・ロイド氏は、英国で出生し家出、英国とドイツで風俗産業に従事、19歳の時にドイツの教会組織から援助され渡米、米国で同様に性的搾取に遭っている少女を助けるため、1988年に「GEM」を立ち上げ、現在ニューヨークで活躍している。

リーボックの表彰は、毎年ニューヨークで発表され、賞金は各受賞者5万ドル、1988年の発足時から、38カ国84人が受賞している。

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