村上F捜査報道で関連銘柄に投げ売り、市場全体への影響は限定的

【ロイター6月2日=東京】村上世彰氏率いるM&Aコンサルティング(村上ファンド)に対し東京地検特捜部が証券取引法違反の疑いで事情聴取をしているとの報道を受け、株式市場では、松坂屋や阪神電気鉄道など関連銘柄に見切り売りが出ている。ただ一方で、株式市場全体をみれば、米国株高を背景に買い戻しや押し目買いが入り、日経平均は激しい動きながらも午後に入り堅調に推移している。

<新興市場を中心に波乱、今後の村上ファンドの動向は不透明>

新たに波乱材料が出てきたことを嫌気して、新興市場では、個人投資家の投げ売りが続き、東証マザーズ指数は一時1300ポイントを割り込み、年初来安値を更新した。海外勢が空売りを仕掛けている、との声も聞かれた。

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