「666」:西洋では「悪魔の日」、中国では「大吉日」

【大紀元日本6月10日】2006年6月6日はキリスト教社会では「悪魔の日」である。しかし、その日は、中国人にとって「千年に一度の大吉の日」とされ、祝いのメッセージはインターネットや携帯のメールで飛び込んでいる。東西の信仰による「666」に対する解釈の違いは天地ほども違う。

西側諸国において、「666」が邪悪の数字とされるのは、新約聖書のヨハネの黙示録「末日篇」に由来している。BBCによると、新しい千年(2006年)の6年目の6月6日が、人間に邪悪なサタンが訪れる大凶の日であり、キリスト教徒たちがいう「悪魔の日」であるという。キリスト教徒の多くが「666」の訪れに対し、教会で平安の祈りを捧げる一方で、中国人はそれを歓迎していることを西側メディアが発見し驚いているという。世界最大のスペイン語通信社EFE社の北京駐在員は、「我々にとって悪魔の日は、中国では正反対となっている。中国人にとって、6が大吉の良い数字である」と報じた。

中国人が世界各地で増えつつ中で、西側諸国の人々は「8」という数字は中国人にとって良い数字であることが知られている。しかし、「6」も良い数字ということはまだ多く知られていない。中国語の中、6の数字は、万事めでたく順調という意味を持ち、「六六大順」という有名な諺がある。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。