イラク駐留の陸自部隊、サマワより第一次撤収、クウェートに到着

【大紀元日本6月27日】イラク南部ムサンナ州のサマワに駐留している陸上自衛隊は25日午前、軽装甲自走車および設備を搭載した大型トレーラーがクウェートに向って移動し始め、同日中に無事到着した。イラク側は7月に国連平和維持軍から同州の治安防御任務を引き継ぐ予定。VOAが伝えた。

小泉首相は20日、イラクで人道支援中の陸上自衛隊員600人を本国へ撤退させる方針を表明、これを受けて額賀防衛庁長官は、現地部隊に撤退命令を発令した。

一方、航空自衛隊は引き続きサマワに駐留し、イラク・クウェート間の空輸任務を続行、国連・多国籍軍の人員や物資を輸送するとともに、活動範囲を北部やより危険度の大きい首都バグダッドに拡大するものとみられ、国会での「非戦闘地域」論争を呼びそうな形勢。

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