中国盲人の人権活動家とその支援者、死の脅迫を受ける
【大紀元日本6月28日】中国の盲人人権活動家・陳光誠氏(34歳)が山東省地方政府の「計画生育政策(一人っ子政策)」の強硬執行に抗議したため逮捕された件で、同氏を支持する弁護士たちは、現地の「正体不明の闇勢力」から妨害や、恫喝、死の脅迫などを受け、監禁中の陳氏自身も、警官から死の脅迫を受けたことが明らかになった。
米国VOAの報道によると、陳氏の弁護士らは、すでに山東省から北京に戻った。彼らによると、現地の山東省臨沂地区で監禁中の陳氏と自宅に軟禁されている陳氏の妻子と面会したが、その過程で現地の「正体不明の暴徒」に包囲・殴打され、死の脅迫も受けた。そのため証拠収集と司法調査が中断され、弁護士たちは予定通りにこの案件を受理できなくなったと説明した。
陳氏は独学で法律専門知識を学んだ農民である。同氏は去年から、山東省臨沂市の地方政権が農村部で「計画生育政策」を暴力執行する実態を調査し始め、ワシントン・ポスト紙の記者に情報を提供、現地政権の関連部署が、妊娠した婦女7千人あまりを強硬に人工流産させた事実を告発した。後にワシントン・ポスト紙はこの件を報道した。そのような情況の中、「中共計画生育委員会」は、個別の地方政権が一人っ子政策を遂行する過程で、強硬な暴力措置を取っているとの事実を初めて公で認めた。その一件から、現地の公安当局は陳氏への圧力と迫害を始め、6月10日、「公共財産を損害、故意に交通を妨害」との罪で彼を勾留した。
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