台湾:陳水扁・総統罷免案を否決、賛成票3分の2に届かず

【大紀元日本6月29日】陳水扁・台湾総統の親族や側近の不正疑惑をめぐり、中華民国史上初の総統罷免案は27日、台湾立法院(国会にあたる)本会議で投票を行い、国民党が89、親民党が23、無党派立法委員・李敖氏、無同盟の立法委員6人を合わせて119の賛成票で、最終的に3分の2に届かず、罷免案を否決。中央社が伝えた。

無党派団結連盟は、外遊している李和順氏および楊宗哲氏を除き、ほかの6人は全員賛成票を投じたという。台聯の12、民進党を脱退した林為洲氏および除籍された林進興氏は、無効票にしたという。一方、民進党は投票自体をボイコットしたという。

立法院は現在221議席があり、それぞれは、民進党が86、台聯が12、国民党が89、親民党が23、無党派団結連盟が8および無党派立法委員・李敖氏、林為洲氏、林進興氏3議席である。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。