【季節のテーブル】七夕姫の贈り物
【大紀元日本7月6日】朝な夕な星降る音の瞬きの調べが一等美しく、銀河のそこかしこから互いを偲び合う声が聞こえて来ます。ふと見上げると七夕姫が銀河の岸辺に佇み、天の光の水戸を開きつつ滔々(とうとう)と流れる水脈のせせらぎを口ずさみながら、機織る歌に合わせ手足を舞い躍らせて絹の恵みの雨を降らせるのです。耕された大地を潤して海の彼方の水底へと光の道を辿って私の中を通り過ぎてゆきました。
どこか見覚えのある懐かしい感覚が私の胸の息遣いに、星が一言つぶやく様に輝きました。七夕姫が贈って寄越した絹の羽衣の機織る歌に合わせて大地の畑を耕しながら、牛と共に暮らした日々に流した一粒の汗の中に、銀河の恵みが今も流れています。七夕姫は天に輝く星の光を紡いで織った羽衣を彦星に手渡して大地に拡げます。そうすると大地は星のリズムに織り成されて豊穣な実りの歌を銀河に返すのです。かつてこのような偲び愛が、銀河を照らす大地のそこかしこで生起していました。このようにして地球の大地は銀河の営みによって織られ、そこに住まう人々に豊穣と幸をもたらす大地の礎(いしずえ)が固められたのです。やがて絶えず営みを交し合った銀河の果てと大地の縁(ふち)の絆は天に戻された羽衣とともに去ってゆきました。
関連記事
正月明けに動けないのは、怠けではなく、心のメンテナンスのタイミングかもしれません。【こころコラム】
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が自身のInstagramに投稿した、愛犬「デコピン」の動画と写真が、いま世界中で大きな反響を呼んでいる。
ネオンのように鮮やかなピンクが森に舞う、オーストラリア固有のピンクロビン。写真家の情熱と偶然が重なり捉えられた奇跡の瞬間が、自然の驚きと喜びを静かに伝えます。思わず笑顔になる一篇です。
毎日見ている舌に、体からの重要なサインが隠れているかもしれません。色や形、舌苔から読み解く中医学の知恵と、現代研究が示す健康との関係をわかりやすく解説。
150ドルの美容液より、鍋に浮かぶ一輪の花――中世から人々の肌を支えてきたカレンデュラが、なぜ今も通用するのかをひもときます。