討論:暴力化の傾向にある中国
【大紀元日本7月26日】中国においては、強者グループ、闇勢力、弱者グループを問わず、ますます多くの者が、暴力手段を用いて自己の利益を保護し、または自己の目的を果たそうとしている。例えば、政府の「計画生育政策(一人っ子政策)」の強硬執行に抗議したため逮捕された山東省の盲目人権活動家・陳光誠の代理人として支援しようとした弁護士数名が、身元不詳者数人に数多くの暴行を受け、事案の処理ができなくなった。また、今年1月、甘粛省の農民が県政府の前で爆薬を爆発させ、現場で5人が死亡した。4月には、四川省において類似の事件が発生し、障害をもった老人が裁判所で爆薬を爆発させ、本人は死亡し、裁判官1人が重傷を負った。
なぜ、こうした暴力化の傾向が現れたのか。ラジオ自由アジア(RFA)の申華・記者は、深センのフリーランサー朱建国、西安の人権活動家張鑑康を招き、中国の暴力化の現実について討論した。
記者:先ほど張鑑康さんとお話をしていたとき、張さんは、実際、西安においても、弱者グループが、暴力を通じて自己の意思を表明し、自己の利益の保護を図ろうとしていると仰いましたが、この点を詳しくご説明いただけないでしょうか。
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