深刻な幹部汚職と官商の結託状況を露呈=中国国家審計署報告
【大紀元日本8月3日】中国国内における幹部の汚職と官商の結託が日々深刻化している。中共政権の最近の公表によると、2005年8月から06年6月までに、中国各地で計7千件以上の収賄案件が摘発され、総額20億人民元(日本円約280億円)に達している。また、中国国家審計署(中共の最高会計監察機構)が今年6月28日に公表した04年度の監察報告書によると、割り出された不正資金の総額は90・6億人民元(日本円約1268億円)に達し、監察した資金総額の6%を占めている。BBCが伝えた。
「中央治理商業賄賂小組」の責任者、監察部副部長・李玉賦氏によると、摘発された収賄案件のうち、建設業や、医薬品販売業などの6つの業界と銀行の融資業務、証券の先物取引などの9つの分野での案件は5480件に達し、摘発総数の78・6%を占めている。金額は16億人民元、全体の81・7%を占めている。
今回の公表によれば、国家公務員が関与している収賄案件は1603件、摘発総数の23%を占め、金額は5億人民元、全体の25・9%を占めている。地方政権のトップ官僚49人が収賄案件と密接な関連があり、県長クラスで、賄賂を受けた幹部は367人に達している。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。