ダライ・ラマ:後任は亡命チベット人に
【大紀元日本8月13日】71歳のダライ・ラマ十四世は最近、インドメディアに、自分はすでに「半分退職」となり、次期の後任者を真剣に考えていると語った。後任者の人選に関して、必ず亡命チベット人であることとチベット人民全員に受け入れられることを条件として示した。ダライ・ラマは、自分がこれまで努力してきたチベットの民主化への目標を次期後任者は達成できると信じるという。
インドにあるチベット亡命政府(中央チベット行政府、 略称CTA)のスポークスマンは先週VOAに対して、2001年中央チベット政府が直接選挙を行い、初めて政府の定例事務を管理する主席大臣を投票で選出した。その後、ダライ・ラマは自分が「半分退職」の状態に入ると常に話しているが、後任者に関する考えをメディアに公開したのは今回が初めてだという。
ダライ・ラマ十四世テンジン・ギャツォは、チベット民族の国家的、精神的最高指導者の地位にある。1959年、チベットに侵入した中共軍隊がチベット人に対して大規模な虐殺を行ったため、ダライ・ラマはチベットの首都ラサから離れ、十万人チベット人を連れてインドに亡命、インドのダラムサラで亡命政府を設立した。その後、ダライ・ラマはチベットへ回帰する運動を展開してきた。
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