米FRB政策の今後の焦点、投資家の見方分かれる=メリルリンチ調査

15日公表されたメリルリンチ調査によると、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制と経済成長のどちらに焦点を当てていくかについて、投資家の見方が分かれた。

ファンドマネジャーを対象とした調査で、回答者154人のうち33%が、FRBは経済減速リスクに配慮していくとした。一方、27%はインフレ上昇リスクに配慮していくと答え、37%が両リスクに同等に対応するとの見方を示した。

8日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明の内容と一致するかのような調査結果になった。声明では、物価圧力はやがて緩和する可能性が高いと述べる一方、依然として物価上昇リスクは存在するとし、今後の金融政策が指標が示すインフレと経済成長の動向次第という立場を示した。

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