米国に亡命した機長を恐れる中共

【大紀元日本8月20日】中国東方航空の機長である袁勝氏は職員に中国共産党(中共)からの脱党運動を紹介したことが当局に通報されたため、自らが操縦する旅客機で米国に到着後、米国に政治亡命を求めた。もし袁氏が中国に帰国すれば、どのような仕打ちを受けるであろうか? 公開された関係報道を調べたところ、情報源が多くないにもかかわらず、少なくとも法輪功学習者四百人が「九評共産党(共産党についての九つの論評、以下九評)」を伝え、三退(共産党、共産党青年団、少年先鋒隊という3つの組織からの脱退)を勧めたことを理由に逮捕され、強制労働や刑罰を科せられ、刑期が長いものは13年にも及ぶ。しかしながら、、怯えているのは中共のほうであると、ある評論家は見ている。

大陸では「九評」の伝達者が秘密裏に逮捕されている

アメリカのハーバード法学院のウェブサイトと社会センターの研究から明らかになったことは、現在大陸において封鎖されている情報の中で、九評と共産党離脱に関連するサイトは最も厳重な封鎖や、激しく妨害されていることである。中共はこの問題において「外国に対しては良い顔をし、国内に対しては厳しい」という表裏ある手段を取っており、たとえ中国で事件が発生しても一般民衆には知らせず、対外的には平和を装い、その裏では公安が法律を守らず、それに抗議する民衆を迫害していると、外国のアナリストは指摘する。

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