香港の民主派議員、襲撃され重傷
【大紀元日本8月22日】香港立法会議員、民主党副主席・何俊仁氏は8月19日午後、中環地区で複数の男に襲撃され、重傷を負い病院で治療を受けている。犯人たちは現場から逃走した。政界関係者は警察当局に対し、今回の襲撃事件の黒幕を早急に捜査するよう要請している。また、何氏は以前、中共による臓器強制摘出を調査する国際連合調査団に参加する意向を示し、香港各界に対し、同案件に関心を持つよう強く呼びかけたり、前日に中共聯合事務局の前で、人権弁護士・高智晟氏などの釈放を求める抗議活動に参加したりしたことから、中共の関与を疑う声も浮上しているという。1997年の返還後、香港の議員が襲撃されたのは、今回が初めて。
事件当日の午後5時頃、何俊仁氏は民主党の幹部・林子健氏と中航大厦(中航ビル)地下にあるハンバーガーのファスト・フード店で、鳥打ち帽を被った大男3人に突然地面に押し倒された。男たちは2本の野球バットと1本の警棒で、約2分間殴り続けた。男たちはその後すぐに逃走し、現場には野球バットが残された。林子健氏によると、犯人の行動は非常に俊敏かつ迅速で、犯行は周到に計画されていた可能性が高いという。また、犯人たちは鳥打ち帽を深く被っていたため、顔も良くわからなかったという。何俊仁氏は目が酷く腫れ、鼻の骨が折れ、全身打撲の大ケガを負った。何氏はクイーン・メリー病院の集中治療室で治療を受けていたが、現在は一般病棟に移ったという。
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