江沢民元秘書を偽り、銀行から12億円詐取
【大紀元日本9月1日】香港の人権団体「中国人権民主化運動情報センター」によると、人民解放軍系列会社の男性職員が中国前総書記・江沢民氏の秘書を名乗り、上海の浦東発展銀行から、軍隊退役管理局の建設の名目で、約12億円の融資を騙し取ったという。同氏は昨年逮捕され、近い内、北京の裁判所で死刑判決を受ける可能性があるという。
同センターによると、この男性職員は、人民解放軍系列会社で秘書を勤めた王建国氏。2004年9月に、王氏は中央軍事委員会の押印した委任状を持参して、浦東発展銀行に人民元8200万元(約12億円)の融資を申請したところ、同行は簡単な審査だけで融資を実行したという。
融資を担当した浦東発展銀行北京支店の副支店長・于天来氏は、王氏が融資申請で使用した会社名義の上海智盛化工有限公司上海事務所が、軍隊の海空賓館の中にあることと、王氏は戦闘機、戦車などを持っているとの背景説明もあったため、疑わなかったという。于氏は融資書類を受理し、銀行の上層部も問題なく審査を通過し、融資を許可した。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。