日本製化粧品、使用禁止物質を検出=中国・広東省
【大紀元日本9月16日】中国広東省入出国検疫機関はこのほど、日本製化粧品「SK-Ⅱ」ブランドの9品目から、使用禁止物質であるクロムおよびネオジムが検出されたことを発表した。これらの物質は同製品のホワイトニング・ファンデーション、日焼け止め乳液、スキンリファイニング・トリートメント、フェイシャル・トリートメント・マスク等に使用されており、中でも美白ファンデーションから、千グラム中に4・5ミリグラムのネオジムが検出されているという。香港税関は9月14日、同件について調査中と発表した。
クロムは皮膚に対してアレルギー性皮膚炎または湿疹を引き起こす可能性があり、ネオジムは目および粘膜に対して刺激を与え、吸入する場合は、肝臓および肺を損害する可能性があるといわれる。香港衛生署は、市民に対して、化粧品にクロムおよびネオジムが含有過多の際、アレルギーを引き起こす可能性があり、アレルギー症状が出た場合、直ちに使用中止するよう呼びかけた。
中国およびEU連合等での関連規定の中では、クロムおよびネオジム物質は化粧品に使用禁止と定めているという。
「SK-Ⅱ」商品の代理店・宝潔公司(バオジェ社)は14日、すべての製品は内部安全検査を経ており、中国市場に入ったものも中共衛生部の厳しい検査を通過しているとした。また、「SK-Ⅱ」製品の製造時に広東省当局が指定した使用禁止物質を添加していないと主張した。問題になった今回の製品について、同社は政府部門に協力する姿勢を示したが、製品の回収は考えていないという。
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