中国質検総局=日本の輸入食品から有害物質が相次ぎ検出

【大紀元日本9月25日】中国国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ、下略、質検総局)が21日緊急通達を公表、各地の関係政府部門に、日本からの輸入食品に対し、検査と検疫を徹底するよう命じた。浙江省、遼寧省、上海市などの各地で、日本の輸入食品からヒ素カドミウムなどが相次ぎ検出され、過酸化値が基準を超える問題も確認されたためだという。

中国質検総局は、問題の輸入食品の大半は、日本から輸出される際に、日本の検疫部門の検査に合格し、関連の証書を得ていたと主張している。

また、同局が以下の調査結果を公表した。「浙江省では近頃、2度にわたり、日本から輸入された冷凍サンマから基準を超えるヒ素が検出された。最高含有量は2.22ミリグラム/キロで、我が国の基準値の22倍に達した。遼寧省では日本産の調味しょう油から基準を超えるヒ素が検出され、9月19日、日本から輸入された大豆サラダ油からは基準を超える鉛が検出された。上海においては、冷凍イカから基準値の2.5倍に相当する0.25ミリグラム/キロのカドミウムが検出され、カレイからは基準を上回るエンドスルファンや、ピーナッツ菓子の過酸化値が中国の国家基準を超えている」という。

現在、以上の日本からの輸入食品に関して、中国当局は、「中華人民共和国輸出入商品検査法」とその実施条例の規定に基づいて、輸入禁止の措置を取ったと公表、同時に中国質検総局は、各地の検疫部門に対し、日本からの輸入食品に対し、検査と検疫を徹底するよう命じたもよう。

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。