中国上海で相次ぐ抗議活動

【大紀元日本10月9日】上海市党書記・陳良宇氏が上海市社会保障基金を不正流用などの汚職事件で、9月下旬に解任されことを節目に、上海市民は当局に対して、他の深刻化している腐敗問題を解決し汚職を犯した者に対して懲罰を求める抗議を行った。情報筋によると、警察は数百人の抗議者と衝突が起きたという。

「南華早報」および「アジア新聞」によると、上海市党書記・陳良宇氏等上層幹部らが解任および「双規」(※)されてから、上海市民は当局が強化した汚職取り締まり行動に乗じて、当局に対して、上海地方政府各部門に存在しているあらゆる問題を取り上げ、解決を求めた。

9月29日と30日、上海閔行区の数百人の市民が主要交通要路を塞ぎ、抗議を行った。市民たちは、かつて上海虹橋空港へ通じる交通要路工事を行ったときに、強制収用された市民の土地と住宅に対して、当局から補償すべきものがなかったことを明らかにした。情報筋によると、今回の抗議活動は上海市で、これまで最大規模であるという。また、警察は活動のリーダ的存在の4人を勾留したという。

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