米指揮官:イラクへ治安維持権限を移譲、18ヶ月内撤退可能

【大紀元日本10月25日】ハリルザト駐イラク米大使は24日、米国はイラク国内の治安回復を成功させなければならないと強く意思表明した。また、駐留米軍指揮官ケイシー氏は、これから先の18ヶ月内で、イラク部隊へ治安維持権限の移譲を示唆した。

ハリルザト大使はバグダッドで開いた記者会見で、これから先の1年間でイラクは政治面においての進展が現れると確信し、「イラク政策での目標は変わっていない」とし、「治安回復を成功させなければならない」と強調した。一方、カイシ将校はイラク部隊に対して1年ないし1年半の内に、治安維持権限の移譲を行うと示唆した。

ケイシー氏はラマダン(断食月)期間中に、武装勢力に対抗したイラク部隊は計300人が犠牲したことを明らかにした。同氏は、今年6月に空襲により、国際テロ組織アルカイダ指導者アブ・ムサブ・ザルカウィ容疑者が爆弾を受け死亡した以降、同組織は依然と活動し危険であるとしたが、米側は確実に勝利を勝取っていることを強調した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。