亡命した中国山西省政府幹部、「九評共産党」に啓発され、中共と決別

【大紀元日本10月30日】中国山西省政府幹部の賈甲氏は北京時間10月27日香港で記者会見を開き、国際社会に対して賈氏自身の境地を注目するようと呼びかけた。賈氏は、自分が海外で中国国内における民主活動を実現することができるように、国際社会が安全な環境を提供してくれるよう希望していると示した。記者会見では、賈氏の生涯の願いは中国共産党を解体することで、海外からすべての中国共産党政府職員に対して中共との決別と離脱を呼びかけることも強い願望であると述べ、また中国国内で1400万人が中共から離脱したことを証言したいと話している。今年8月には、東方航空の機長が、また先月には放射線専門家のエリート科学者が日本に難民申請している。賈氏は大学教授の肩書きを持つ知識人で、行政府とのつながりが強い人物。また、本紙連載社説「九評共産党(共産党についての九つの論評、以下九評)」に啓発されたことを明らかにしていることから、共産党離れが予想以上に速いペースで進んでいるのがうかがえる。

賈氏は、エリート科学技術者が登録する山西省科学技術専門家協会の事務局長を務める。同協会の資料によると、賈氏は1951年生まれで、今年56歳、天津出身。1986年から自由学者となり、大学院などでも教鞭を執る大学教授。同氏はしばしば政府機関・大学及び企業に対して講演会を開いており、様々な方針策定の諮問人物でもある。1996年にグオット(音訳)社(コンサルティング会社)を開設し、1999年から同協会の事務局長を務める。また、山西省人民政府所属の専門家報告団の責任者でもある。

同協会は1万名近くの会員を抱えるが、うち半分以上は大学教授または各分野の研究員で、コンサルティングが主な業務とされている。協会の会長・副会長とも山西省政府の幹部であり、政府とのつながりも強い。

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