中国司法官:司法界の腐敗、司法官の低素質を指摘
【大紀元日本11月5日】中国最高人民裁判所所長・肖揚氏および最高人民検察院検察長・賈春旺氏は、10月30日に全国人大常委会へ提出した報告書の中で、裁判官および検察官が法律執行に不透明で、職責を軽んじること、違法な事件調査・処理の問題が依然と存在し、贈収賄や腐敗が社会に対して、極めて悪影響を与えていると指摘した。
報告書では法治理念の欠乏、事件調査・処理の不透明化、手続きの不公正、自由裁量権利の乱用、汚職贈収賄、腐敗堕落などを含む裁判官の不正行為を10項目として挙げた。そのために、現在は80数万件の裁判案件が山積みになっており、法的執行が行われていないと指摘した。一方、人民検察院の法律執行者間で起きている問題について、検察長・賈春旺氏は、古い観念、法律の不履行、検察権の乱用、利権交換などの4つの現状を挙げた。
肖氏は、裁判官の素質は向上する必要があるとし、また、賈氏は法律執行活動の監督を強化すべきであると主張した。
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