山西省太原市:病院医療廃水垂れ流し、毎年300万トン超

【大紀元日本11月15日】山西省太源市では毎日、大量の医療廃水が処理されずに公共下水道へ直接排出され、深刻な汚染をもたらしている。医療廃水の排出は毎年300万トンを超えているという。

中国大陸メディアの報道によると、太原市にある病院施設150カ所の内、廃水処理を行っている病院はわずか10カ所だけで、全病院数の6%に過ぎないという。太原市の各病院から出る廃水を検査した結果、重金属の鉛と水銀含量は遥かに基準を超え、さらに、廃水の中には、虫の卵や大量の細菌、ウイルスなどの病原菌などの生物的や化学的、放射性などの有害汚染物質が見つかっているという。

専門家は、工業廃水に比べ、医療廃水はより深刻な危害を与える可能性があるとし、処理されない廃水が直接都市の排水系統に流れ込めば、水田の灌漑及び魚貝類の養殖、食物連鎖を通じて最終的に人類に危害を与えてしまうと警告した。

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