分析:中国食糧・食用油価格の大幅な上昇、未成熟の市場
【大紀元日本12月19日】12月以降、中国市場における食糧、食用油の価格が上昇しており、その上昇のペース、上げ幅の大きさは、ともに過去最高のものである。現在、全国の大・中都市における小麦粉の価格の上げ幅は10%を超えており、食用油のそれは20%を超えている。今回の食糧市場価格の上昇原因として、国際的な背景が非常に大きいが、同時に、中国食糧市場の未成熟ぶりも明らかになっている。
小麦の国際価格の小麦粉に対する影響は限定的
2004年以来、中国国産の小麦は、3年連続の豊作であり、在庫の増加は、中国の輸入小麦への依存度を大幅に引き下げている。2005年、中国の輸入小麦は293・4万トンであったが、これは、国内総需要の3・3%を占めるに過ぎない。
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