香港:脱党センターが襲撃され、ボランティアが負傷

【大紀元日本12月21日】香港の繁華街に設置されている中国共産党(中共)関連組織からの離脱を支援する脱党支援センターのブースが、12月19日夕方、身元不詳の男に襲撃され、女性ボランティアが負傷した。

目撃者によると、19日午後5時頃、九龍の旺角クレソン・ストリートの歩行者専用区に設置してある脱党支援センターのブースに、30歳くらいの中国人男性が突然乱入し、テーブルに並べてある「九評共産党(共産党についての九つの論評)」小冊子およびDVDなどの資料を激しくなぎ払ったという。女性ボランティアの詩時明さんが男性の暴挙を制止しようとしたが、顔面が相手に強く殴られ転倒したという。

男性はその場から早足に逃げたが、詩さんが助けを求める叫び声を聞いたある夫妻が男を追いかけ取り押さえた。男は現場に駆けつけた警官に連行され、事情聴取を受けたという。一方、負傷した詩さんは病院で治療を受けたのち、警察署へ出かけた。

情報筋によると、詩さんは1ヶ月前にも同じ場所で別の中国人男性の襲撃を受け、軽傷を負った。当時、男性はすぐに逃げたという。詩さんは、一連の襲撃は通り魔的な、衝動的なものではなく中共側による嫌がらせとみている。

詩さんは「私たちの脱党運動を疎ましく思っているのは中国共産党だけ。襲撃者は中共に雇われたに違いない。中共が恐れているのは自らの邪悪な本性が暴露されることだが、このような暴力的な手段こそがその邪悪な本質を表している」と語った。

(記者・鄭麗駒)
関連記事
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。