東京フォーラム「中国の民主化とアジア」開く

【大紀元日本12月24日】中国の民主主義を考える会(代表:牧野聖修・前衆議院議員)は12月10日、東京都千代田区のTKP秋葉原ホールで東京フォーラム「中国の民主化とアジア」を開き、費良勇氏(民主中国陣線主席)、薛偉氏(中国民主団結連盟主席)、台湾から世界の民主化を支援している蔡昌言氏(台湾民主基金会副執行長)など、中国民主化運動のリーダーのほか、チベットやモンゴル、ウイグルなど少数民族の研究家と活動家、北朝鮮脱北者支援活動家らを迎え、中国共産党による自由と民主の弾圧の歴史をさまざまな角度からとらえ、アジアの平和と安定には、中国の民主化は避けられないことを再確認した。多士済々な講演者と多彩な内容に聴衆は熱心に耳を傾けていた。

冒頭、牧野代表はあいさつの中で、5月にドイツ・ベルリンで開かれた「中国とアジアの民主化を支持する国際大会」において世界的なフォーラムを作ることになった経緯を紹介、日本では、「中国民主の父」と言われる魏京生氏を10月に迎えた際に国会で勉強会を開き、今月には与野党議員が集まり東京フォーラムの立ち上げについて関係者らと協議し、この日を迎えたという。グローバリゼーションが進む中、アジアにおいても協力しあう必要があるが、それには中国の民主化は不可欠であるとした。

続いて、費良勇氏が、基調講演を行い、中国国民は民主化を希望し、特に日本の支持を必要としていることを訴えた。中国は独裁政治の大本営とも言うべきものであり、中国が民主化されれば、北朝鮮、ベトナム、ラオスなどの世界40カ国近くの独裁政権は消えると述べ、日本と台湾は中国共産党の軍事的圧力を受けているため、中国が民主主義国となれば、この圧力はなくなり、この3者の軍事支出を削減することができると指摘した。

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