仙人たちの修行の道・呂洞賓が受けた十回の試練

【大紀元日本12月29日】中国八仙人のひとり呂洞賓(りょどうひん)は、唐代、山西省蒲坂県永楽鎮の人で、海州刺史呂譲の子と伝えられている。幼少より聡明で、科挙に行く途中に、仙人の鍾離権(しょうりけん)に出会い、修行の道に誘われたが、出世の夢を捨てられず断った。

その日、鍾離権と一緒に宿泊した呂洞賓は夢を見た。夢の中で、彼は科挙に及第して出世し、二度、裕福な家庭の娘と結婚し、たくさんの子供をもうけた。さらに40年後、丞相という国の重役になり、10年の間最高の国家権力を手にした。しかし、その後、うっかり罪を犯して、家財をすべて没収され、家族は離散し、一人で荒野をさまようことになった。

夢から覚めた呂洞賓が口を開かぬうちに、鍾離権は「先の夢に、浮き沈みと栄辱のすべてが示されたであろう。50年は一瞬であり、得るとも喜びに値せず、失うとも悲しむ必要もなく、世人の一生はまるで一つの夢に過ぎない」と語った。この話を聞いた呂洞賓は、はっと悟り、鍾離権について修行することを決心した。その後、呂洞賓は修道の道で女色、利害、栄辱、生死などのさまざまな試練を受けたといわれている。

▶ 続きを読む
関連記事
子どもを守るつもりの行動が、実は自信や回復力を弱めていることがあります。心理学者が指摘する「過度な養育」の5つのサインと、子どもの自立を育てる関わり方を解説します。
古代中国の食医は、薬ではなく「食事」で体を整えていました。五行や季節の変化を読み取り、食材の性質で気の流れを調える――東洋医学の原点にある食の知恵を解説します。中医学 食養生 薬食同源
睡眠時間を少し削るだけでも、将来の健康に影響するかもしれません。最新研究では、睡眠は食事や運動以上に寿命と強く関係する可能性が示されました。なぜ十分な睡眠が長生きにつながるのか、その理由と健康への影響をわかりやすく解説します。
突然の不調に、足がヒントをくれる?中医学と最新研究から読み解く足反射ゾーンの仕組みと、自宅でできるやさしいケア法を解説。見る・触れるだけでわかる体からのサインも紹介します。
助ければ感謝されるとは限らない——イソップ寓話「オオカミとツル」が伝えるのは、人の善意と期待の落とし穴。