北京市東風郷:村民700人集団直訴、徒歩で市街地に進行

【大紀元日本12月30日】減給と定年退職年齢の引下げを地元政府に一方的に決められたとして、北京市朝陽区東風郷の住民約700人が12月28日、北京市政府に直訴を行い、集団で北京郊外から徒歩で18キロも離れた北京市信訪局(直訴を受け付ける部門)へ向ったが、北京駅の近くで警察に阻止され、大型バスに乗せられ、地元に連れ戻されたという。

村民によると、物価が上がる一方で、地元政府が村民の給料を更に減らし、仕事を持つ村民は45歳までに定年退職しなければならないと一方的に規定し、村民の生活はますます苦しい状況に陥ったという。これまでに郷、区政府に訴えてきたが、当局に言い逃れされたり、たらい回しされたりしたという。

途方にくれた村民達は、北京市政府に対し直訴すると決め、28日午前9時に、村民全員老若男女約700人は村で集まり、徒歩で北京市街を向かった。大勢の村民が行進する様子は、人々の注目を集めた。一方、警察車両が集団の後をずっと付いていたという。

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