台湾:馬国民党党首、藍・緑の対立解消提案、陳総統は歓迎

【大紀元日本1月7日】台湾最大野党の馬英九・国民党党首は、国民党の中央常務委員会でこのほど、藍(国民党)・緑(民進党)両党は、2300万人の台湾国民と共に運命共同体であるとし、両党の和解と協力は、国民党と中国共産党(中共)の協力より優先すべきであると主張し、民進党と中国との関係作りに協力する意向を発表した。これに対して、藍・緑両党内部の論争を引き起こし、人々の注目を集めた。中央社が伝えた。

内部の論争に対して、馬党首は1月2日に、最大野党として理性をもって与党を監督し、政策を問うべきであり、反対のための反対をしてはならないとし、藍・緑両党対立を越えて、与野党の和解がなければ、台湾の安定も望めないと説明した。実際、国民党は立法院が現在扱っている多くの法案に対して、この方向で対処しているという。

これに対して、陳水扁・台湾総統は4日、2年前に連戦・前国民党党首および同党のスポークスマンは、「国民党は中共と共に台湾独立を制止する」「国民党と民進党の和解はなく、闘争のみだ。和解は国民党と中共しかない」との発言があったが、これと正反対の馬党首の提案こそが、絶対的大多数の台湾人民の望んでいることであるとし、同提案を歓迎した。

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