「2007年外交展望」=拓殖大学教授・藤井厳喜氏講演

【大紀元日本1月18日】拓殖大学客員教授で、「塗り変わる世界地図(ビジネス社)」などの著書で知られる藤井厳喜氏は16日、大手町サンケイビル3Fで「2007年外交展望」という演題で講演を行い、中国・朝鮮半島、台湾、米国などの政権交替を中心に、日本をとりまくこれからの戦略環境について予測分析し解説した。

藤井氏は、隣国中国について、先端技術をとりいれて物作りに取り組んでいるが、近代資本主義が根付いておらず、清朝末期とあまりかわらない意識構造だと批判した。近代資本主義には、マックス・ウェーバーが指摘したようにプロテスタント的な禁欲主義がその受け入れの素地になるのだが、日本は江戸末期までに奉仕社会から来る勤労・勤勉の精神があって、明治になって初めて近代資本主義を取り入れる素地ができあがっていたと指摘、「世界でも全くめずらしい」と述べた。

プロテスタント的禁欲主義では、勤労を美徳として浪費に対し禁欲的になるために「資本」が蓄積し、それを投資してまた回収する生活動作で、中国に3000年前からある「拝金主義」とは、一線を画するものであると解説した。自由市場というフィクションは、個人に倫理感と道徳心があって、しかも法律を守る遵法精神があって初めて実現し成立するもので、遵法精神のないところに自由市場は存在しないと述べた。

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