バチカン:中国の宗教の自由を前提に、北京へ関係正常化求める
【大紀元日本1月28日】ベネディクト16世が発起した対中戦略討論会はこのほどバチカンで開催され、中国国内の宗教の自由を前提に、北京との関係正常化を図ることに意見が一致した。
バチカンのアジア新聞通信社によると、ベネディクト16世は、北京当局に対して、カトリック教信仰は中国人民に平和と充実な生活をもたらし、中国人民の福祉と世界平和のための目的であるとし、各方面において、中国との関係正常化を求めたという。
アジア自由ラジオによると、米シートン・ホール大学の楊力宇氏は「中国共産党の三自愛国協会は、バチカンに対して、中国国内の主教任命および内政を干渉してはならないと主張している。これに対して、バチカン側が譲歩し、中国側が指名した主教をバチカンが承認する形になれば、問題は解決できる。しかし、実際に、バチカンはこれまでに中国側が指名した主教に対して一度も承認したことがなかった」と指摘した。
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