浙江省:「両会」会場周辺数百人の警察が配置、直訴者を強制連行

【大紀元日本1月31日】浙江省の第10期人民代表第5回会議と第9期政治協商第5回会議(以下、両会)が1月29日に省都・杭州市で開催された。各地から訪れる直訴者と人権活動家たちを阻止するために、会場現場周辺は公安警察が配置され物々しい警備体制が敷かれた。

杭州人権活動家の鄒巍氏は、会場付近で強制連行され、会議終了後の午後6時過ぎにようやく解放されたという。鄒氏によると、これまでに、「両会」開催期間中に浙江省の各都市、地方から数千人の直訴者が省政府前に集結していたが、今年は政府側が特に厳重な警備をしいたため、多くの直訴者は会場の付近で待ち伏せする公安警察に連行されるという。ヅォウ氏によると、会場付近は少なくとも数百人の警察と私服警察が待機していたという。

鄒氏「政府は早くからも警備を配置した。現在では多くの警備が地方や村まで敷かれている。地方の直訴者の多くは、来る前にすでに阻止された」と明らかにした。しかし、ヅォウ氏は自己の合法権益のためでもあるし、社会全体の問題でもあることから、直訴し続けるとした。

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