衛星破壊ミサイル実験、中国最高指導部の権力闘争か
【大紀元日本2月1日】中国は1月11日、弾道ミサイルを発射し、自国の人工衛星を破壊することに成功した。その後、当局は沈黙を保ち、事実関係のコメント発表を拒否していたが、1月23日、外交部の報道官が初めて、衛星の撃墜実験があったことを認めた。一部の情報によれば、本件に関する中国側の発表の遅れは、中国最高指導部に権力争いが展開されていることを示すものだという。
米航空宇宙専門誌「エビエーション・ウィーク・アンド・スペース・テクノロジー」によると、日本時間1月12日早朝7時30分頃、ミサイルは四川省から発射され、対衛星破壊実験が行われた。搭載された弾頭は、高度約860キロにあった気象衛星(中国が1999年に打ち上げた「風雲1C」)に命中し、破壊したとみられる。
今回の中国による衛星破壊実験により、国際社会の警戒感が高まった。米国、日本、オーストラリア、カナダなど各国が相次ぎ懸念を表明している。
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