中国国務院、家庭教会監視強化を地方政府に指示

【大紀元日本2月5日】中国教会関係者によると、中国共産党(中共)内部ではこのほど、地方政府に対して、家庭教会の活動に対する監視を強め、各種の集会を禁止する指示を出した。中共が家庭教会を抑圧する行動はエスカレートしていることが分かった。昨年中共当局に逮捕された家庭教会の信者は600人以上に上ったという。

RFA放送によると、広東省ある教会の責任者は、中国国務院が昨年年末、各地方政府に対して内部通知を出し、家庭教会の動向を注意し、活動を阻止するよう指示した。また、最近所属の教会でも同通知書が届いたと話し、家庭教会の信者が受けた迫害は限定された場所ではなく、広い範囲にわたって起きていると指摘した。また、ある宗教局局長より、小さい活動も禁止するという内部指示があると聞いたという。

また、国務院からの内部文書の中では、当局承認の教会に対しても、英国伝道師マリソン牧師訪中200周年記念の活動も制限すると通知したという。「昨年末に、当局は三自教会を含む全国各地教会に対して、記念活動は一切禁止する通知を出した。マリソン牧師の記念活動が、家庭教会の影響力を広げることを心配しているようだ」と同情報筋はいう。

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