広州東莞でニセ有毒塩が氾濫 民衆に深刻な害

【大紀元日本3月19日】広東の違法業者が、正規の製塩場の生産で余った重金属、不純物を含んだ廃棄物を利用して劣質の有毒なニセ塩(以下「毒塩」)を作り、低価格で卸売市場に販売している。昨年11月、中国中央テレビは広東省を取り上げ、ここ2年間、人体に有毒な密造食塩が出回っているとの放送をしてから、同省では今も毒塩が流通し、たくさんのレストラン、ホテル、学校の食堂などで出される料理に使用されている。

広州“新快報”の報道によると、低価格のニセ有毒塩は、広東省内で驚くべきレベルで流通しており、広州、東莞の2市だけで、ほぼ9割の雑貨露店、商店、卸売市場、スーパー、かつ、レストランにも流入しており、被害は深刻であるという。

報道によると、毒塩は、簡単なビニール包装で商標もない一目で怪しいと分かるものから、本物の食塩のブランド名が入った袋を真似て作った袋に入れられたものまで様々のものがある。小売価格は本物の塩の半額で、大多数が違法ルートで市場に流入している。ある販売者は、毒塩1パックの利潤は、本物3パック分の利潤に相当すると率直に語っている。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。